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 タブレットPCはどんなに安くなったところで、あの大きさでは使いたいとは思わない。結局のところあの大きさは、何事も大ぶりをよしとする米国人向けであるのだなぁと思う。日本で売るには日本人にデザインさせなければならない。ただ現行の技術力だと、バッテリーや何やかやで日本人を満足させるサイズにはできないだろう。できたとしても恐ろしく高くなるはず。

 まぁそれはよいとして、最近手書き入力を見直している。筆者の手持ちPDAと言えば、3年前ぐらいに買ったCASSIOPEIA E-500なのだが、これが長らく出先でのスケジュール確認専用電子手帳としてしか機能していなかった。

 買った当初の話。打ち合わせの際にその場で決まったスケジュールを書き込もうとしたところ、話の流れに文字変換がついていかない。日時だのそれまでやっておくべき作業だのがお客様の口からどんどん飛び出すのだが、スタイラスペンによる入力が恐ろしくタルい。そのうちに口頭の情報伝達は終わってしまい、結局何もメモしていなかったに等しい状況に陥った。最初から紙のノートに書いておくべきだったと悔やんだ。それに懲りて以来、出先で手書き入力するという試みを放棄してしまった。スケジュールをPC上で管理するようになって久しいので、その記録を持ち歩き、確認するための電子機器としてのみPDAを使う。ひどく消極的な使い方である。

 最近、都心に電車で小1時間の場所に引っ越したので電車に乗る時間が長くなった。だいたいは座っていける。ここで重宝するのが手書き入力だ。企画や提案やレジュメの類、言い換えれば後から必ずPC上でテキストデータにしなければならない類の書き物は、移動中にPDAで書き進めておくと後がかなりラクになる。口頭の情報を筆記するのでないから多少入力ペースがぶれても問題ない(慣れれば速くなる)。これを発見した時「おぉこんなに便利だったか」と思った。

 ただ、これで原稿が書けるかと言うとそういうものでもない。おそらくPDAはその形からして「メモに書きつける」類の内容には向くのだろうが、「書いては消し書いては消し」する内容には無理があるのかも知れない。未だに1000字程度を仕上げるのに2日かかることがある。